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Best name ~ 追憶 ~

第3章 私の大切な人

私と・・・交際することになって

彼がいちばん初めにとった行動は
ソウタさんへの報告。



私は・・・少し



・・・



とっても、キマズイ・・・。











『言わないっていうのも変だし
そのへんは、ちゃんとしたいから』








彼の言うことは至極まっとう。


彼の、とても真面目な人であるという
一面が見てとれる。



・・・彼の言う通り


そうなのだけど。




・・・私も、黙っているつもりなどない。



だけど・・・



またまた初めてのことに戸惑う私がいた。




そんな私の気持ちを汲むように
彼は〃自分がちゃんと話すから〃
と言ってくれていた。



折を見て彼がソウタさんと
場を設けるから、と言ったきり
私は連絡を待つ・・・


・・・ハズだったのだけど。








『え?・・・リョウキ』







…平日の昼間に

私たちの所に飛び込んできた彼・・・。



仕事・・・・・のハズ



そして



それを思わせる…初めて見た

彼のスーツ姿。





恥ずかしくて言えなかったけど

とっても

カッコよかった。





何やら手違いだそうだけど…

ソウタさんと3人で
お昼がてら、いつものカフェに…。




ソウタさんと向かい合う・・・

彼と・・・私。










私の父のようなソウタさんを前に

私…そしてスーツ姿の彼…。




暑いだろうに

彼はジャケットを脱ごうとしない。





コレって・・・なんだか・・・








ドラマとかでよくある


ああいうシーンみたいじゃない・・・?





一人、ドキドキして

私は下を向いてしまい・・・



完全に彼任せにしてしまった。







・・・何て・・・言うんだろう。









ソウタさんは・・・

何て答えるんだろう・・・。









ドキドキ・・・。


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