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「あれって松潤じゃね？」

松潤がノリカに案内され
ボックス席に腰を降ろした。

「初めて見たわー」
「やっぱり実物はオーラがあるな」
「社長より格好いい」
「ここの支払い頼んだぞ」
「嘘ですってーッ。社長の方がイケメンッ」

松潤を目にしただけで
私が着いているボックス席は
盛り上がっていた。

そうなんだよね。

松潤は一般人じゃないもんね。

松潤と私が……なんて有り得ないし
何かあっちゃいけないよね。