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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第19章 川澄友香25歳(キャバ嬢&派遣社員)②

「あーっはっはっはッ!こういう時は
金に物を言わせれば何てことはないッ!
覚えとけよッ!若者諸君ッ!」

テーブルにはロマネ・コンティ。

うちの店では一番高価なお酒。

ボーイは松潤に事の成り行きを説明しながら
何度も頭を下げていた。

松潤は『いいよ。仕方ない』という素振りで
ボーイを気遣っていた。

そして私の存在なんて
最初から無かったかのように
ノリカが作った水割りを
淡々と飲んでいた。

もしかしたら松潤は
ロマネ・コンティを二本入れ
強引にでも私を自分のテーブルに
つかせるんじゃないかと期待していた。

その期待は単なる自惚れだった。

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