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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第26章 F

「単刀直入に言うわね。二宮と別れなければ
貴女の父親の会社を倒産に追い込みます」
「パパは関係ないでしょッ!」
「そ……そうよ。関係ないわ」

元夫から慰謝料を貰い続ける花音も賛同した。

「関係の有無なんてどうでもいいのよ」
「そんな倒産なんて簡単に出来っこないッ!」
「そうかしら。こっちは元妻である花音さんの
隠し子と貴女の売春という情報を握って
いるのよ」

Fはトレンチコートのポケットから
レコーダーを取り出す。

「迂闊だったわね。私、本当に貴女の
売春話を知らなかったのよ」

そのレコーダーを得意気に振りかざすF。

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