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「次に参りましょう。相葉雅紀とお付き合いを
されている浅井久美さん」
「……私は何があっても雅紀と別れません」

なかなか会えない千葉と東京という距離が
久美に雅紀への想いを募らせていた。

「威勢がいいのは結構。でも威勢だけでは
世の中を渡れないわよ。仕事に完璧を求める
貴女なら御理解頂けるでしょ」
「……完璧って……まさかそこまで私を
調べあげたんですか？」

絶対にバレていないと鷹を括っていた久美。

「久美さんの事は他に比べて一番
手こずりました。素性どころか名前も
分からないお相手でしたからね」