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MITO

第1章 遺体回収業者

「家介政護婦師!!!?」


 ボンサンとデヴィッドが同時に言ったから、こうなった。


「まあ、歩きながら話そうか」


 ずっと立ち止まっていた。


 ゆっくりと、一歩ずつ進みながらジャガーが話す。


「だから費用は、希望者各家庭の月収と年収を見て、出していただいても困らないだろうという金額を決める。高いとおっしゃるなら、また相談して、見あった金額を決めていただくんだ」


「そんなシステムになったんですか!?」とデヴィッドが驚いた。


「まあ……そこの……部分は、我々は……関与は……しないが……その……人材探しを行うのが……」


「いま……ですね」とボンサンが言った。


「あの、やっぱ、歩きながら話すのやめましょ。途中、小さな息切れが入ってますよ」


 デヴィッドの意見に賛成だった。二人は無言で3回頷いた。


 ある程度登ると、少し開けた場所に入った。


 山に入ってから40分。


 道のない木々や枯れ葉の間を通っているためか、それほど遠くには進めてなかった。


 三人は、とりあえず休憩をとることにした。



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