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※未定

第3章 事故

「?何で否定しないの。華邑くん、不良なんかじゃないよね?」


「は??」


そんなこと、久しぶりに言われたのでびっくりしていると、赤城は言葉を続けた。


「不良っていうのは品行が悪いことを言うけど、華邑くんは悪くないでしょ?寧ろいい人だよ」


な、に言って…実際、俺は人殴ったりしたことあるし、病院送りにしたこともある。


「…俺はいい人なんかじゃ」


「だって、前に僕を助けてくれたことがある」


真っ直ぐ俺の目を見てそう言う赤城は見れば見るほど整った顔をしていて、王子様と呼ばれているのに納得した。

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