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※未定

第1章 華邑 優利

「ねぇにいちゃーん僕の服どこー?」


「枕元に置いてあるだろ。瞬、準備してやって。駆は食器机に運んで、碧は服着替えたら成奈起こしてきて」


「「「はーい」」」


俺の3人の弟は声を揃えて返事をし、ドタバタと動き出した。


「わりぃ瞬、兄ちゃんもう出るからこいつらのこと頼む。戸締りしっかりして鍵掛けたら忘れずに兄ちゃんに電話しろよ」


俺はカバンを持って6つ離れてる弟の頭を撫でた。


「分かった!兄ちゃんいってらっしゃい!」


「あぁ。いってきます」


出る直前、部屋を一瞥し俺は外へ出た。

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