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※未定

第5章 心配

「あ、華邑くん」


「え"。まさかあの噂本当だったの…」


「嘘に決まってんだろばーか」


とんっと花笑を小突くと、ふんっと言い、言葉を続けた。


「知ってますよーだ!あんたなんかが赤城くんと釣り合うわけないもんね〜〜」


「はいはい。行くなら早く行くぞ」


「そうだね。じゃあかえちゃん、またね」


「はいっ♡♡♡♡」


ひらひらと花笑に手を振る赤城は、確かに王子みたいだと思った。

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