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※未定

第1章 華邑 優利

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居酒屋のバイトが終わり、家に帰ってきたのが10:00過ぎ。


さすがにいつもこうっていう訳ではないが、今日は高校の創立記念日で休みだったからこんなにシフトを入れた。


ぎゅるるる〜


「…あ〜、朝から何も食べてなかった…」


風呂から出て起きていた碧を寝かしつけると、腹が鳴っているのに気がついた。


カップラーメンあったっけな…


沸騰する直前で火を止めると、ミーンミンと外から蝉の鳴き声が聞こえてきた。

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