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※未定

第7章 信用

あいつらっ…どこ行ったんだよ……!


やっぱり、目ぇ離すんじゃなかった…


「あの、すみません…っ」


小さい子供2人見ませんでしたか?と道行く人に聞きながら回っても、俺の見た目がこうだからか、そそくさと逃げていく人が多数だった。


俺の髪の色は昔からほぼ金色に近い茶髪で、目も色素の薄い茶色だった。


小学生の頃から『染めろ』と教師から言われていたが、俺が染めることはなかった。


この髪は父さんが遺してくれたものだから。


これを失くしてしまったら、もう父さんのことを思い出せない気がするから…

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