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※未定

第7章 信用

『あぁ。その子たちなら見たよ。確かすぐそこの道を右に曲がってたような…』


俺ははっと我に返って、慌ててお礼を言うとすぐ先の道を右に曲がった。


───────
「いた……」


道を曲がった先には住宅街が並んでいて、少し歩くと公園があった。


その公園の砂場には碧と成奈と見知らぬ男が一人いた。


もし、変なやつだったら……っ


「碧、成奈!!」


「あ、にいちゃ!!」


砂場で城を作っていた手を止め、成奈が俺に駆け寄ってきた。

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