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※未定

第1章 華邑 優利

「ゆーりおっはよー」


「…はよ」


「今日も相変わらず遅刻ギリギリだったな〜」


「しょうがねぇだろ…あ〜秋也1限目なに」


「古典。まじ1限目からだりぃよな」


「うっし寝れる」


久々にこんな長いことバイトしたからくっそ眠い。


「あ〜〜お前古典得意だもんなぁ〜…俺には呪文にしか聞こえねぇけど」


「あんなもん簡単だろ。作ったのは俺らと同じ日本人だし。あ、秋也。2限目になったら起こして」


キーンコーンカーンコーンというチャイムとともに俺は机に突っ伏した。

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