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僕の専属執事は10歳年上

第5章 ~泉とロークの決断~

◇レストラン◇

レストランの中へ入ると、婚約者となる予定の女性とその母親らしき人が、奥の席で僕達を見ながら座っていた。

「どうも、お待たせしてすみません」

「いえいえ、私達も今来たばかりですのよ」

料理の注文後、母親同士で会話が弾む。

「泉
麗音(れいん)ちゃんに自己紹介しなさい」

麗音……あぁ、彼女の事か。

「初めまして、富崎泉です
今日は、お会い出来るのを楽しみにしてました」

「こちらこそ、お会い出来るのを楽しみにしてました
宝来麗音(たからいれいん)と言います
よろしくお願いします」

僕と麗音さんの自己紹介が終わり、4人で食事をしながら会話をした。

麗音さんは、僕と同い年。

大人しくて、綺麗な印象。

顔合わせ終了の際、麗音さんとアドレスを交換した。

◇富崎邸2階・泉の部屋◇

「泉坊ちゃま、今日どうでしたか?」

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