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僕の専属執事は10歳年上

第5章 ~泉とロークの決断~

◇駅前付近◇

駅前付近に着いた僕達は、車から降りた。

「やっと、着いた…。」

「所太郎、茶羅
新幹線の時間まで、どれくらいあるんだ?」

「あと、もう少しです」

「大丈夫です、間に合います」

良かった、もう少しで新幹線が来るのか。

「3人共、急ごう!」

「「「はい、泉坊ちゃま!」」」

僕達4人は、駅構内の中へ入って行った。

◇駅改札付近◇

「そこの4人、待ちなさい!!」

「泉坊ちゃま、どうかお戻り下さい!!」

後ろを振り向くと、向こうからお母さんと零生が、血相を変えながら走って来ている。

「泉坊ちゃま、急ぎましょう!」

「うん!」

ロークの言葉に頷き、僕達は改札をくぐってホームへの階段を駆け上った。

◇駅のホーム◇

「あっ、もうすぐ新幹線が来ます!」

所太郎が言うのと同時に、ホームのアナウンスが鳴り、新幹線がホームに近付いて来た。

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