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風俗課に配属されました

第9章 初仕事の相手は元カレの友人

「俊二ってカノジョ居なかったけ?」
「そういうのって別問題だろ」

ソファーに置いてあるクッションで
更に身体を隠す。

「カノジョに申し訳ないとか……無いの?」
「無いかな。『福利厚生の一環だから
遠慮なく利用するように』って斗真社長が
昨日の歓迎会で言ってたし」

私は斗真社長と二人きりの歓迎会だった。

……途中で終わってしまったけど。

未練がましいな。

こんな想いをしているのは
私だけだろうけど。

斗真社長にとって私なんて
数ある部下の一人に過ぎない。

頑張ろうって決めたはずなのに
気持ちが揺らぐ。

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