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風俗課に配属されました

第9章 初仕事の相手は元カレの友人

「哲哉は俺に言わないよ」
「どうして?友達なのに」

高校生の時の別れ話を四年も
知らずにいたとは。

「俺も若菜を好きだって知ってたからだろ」
「え……」

俊二が……私を……好きだった?

「告白とかって言ったもん勝ちみたいな
ところがあるからな。若い頃は特に」

もし哲哉より先に俊二に告白されていたら……

迷わず付き合っていた。

私も俊二が好きだったから。

あの頃の淡く秘めた想いを
思い出さずにいられない。

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