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風俗課に配属されました

第10章 倉田俊二 風俗課を利用する事情①

『与えられた権利』という
斗真社長の有り難き御言葉が
風俗課を利用しようと試みた
美樹への罪悪感を取り除き
背中を押してくれた。

だが、そんな想いは瞬く間に覆った。

『浮気』という俺には縁遠い言葉が
物凄い速さで脳内を駆け巡った。

俺の淡い初恋……若菜が
欲求を満たす相手だったとは。

美樹への罪悪感が一気に加速していき
若菜の存在は過去の事だと
自分に言い聞かせ
それを若菜にも言葉にして表した。

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