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風俗課に配属されました

第10章 倉田俊二 風俗課を利用する事情①

美樹と婚約している立場上
俺は冷静を装い若菜をベッドに誘った。

若菜は透けたナイトウエアを脱ぐと
裸の俺に寄り添うようにもたれ掛かる。

この身体に最初に触れるのは……
若菜の初めての相手は俺だったはず。

若菜と付き合っていた頃の哲哉は
俺の想いを知っている上で
若菜とのセックスを自慢していた。

『若菜の処女は俺様が頂いた』
『痛そうな顔がエッチで可愛いんだ』
『乳首をかじってやった』

自慢話を聞かされた当時の俺は
妬みや悔しさしか無かったが
今となっては哲哉のセックスに
若菜も満足していなかったと思える。

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