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風俗課に配属されました

第12章 有坂仁志 風俗課を利用する事情①

両手を擦り合わせ
乳首の感触を取り除こうとする。

たった一度きりの風俗店の利用を
思い出さずにいられない。

その風俗嬢は娘と変わらぬ年齢だった。

娘を抱いているような罪悪感に囚われ
もう二度と風俗店は利用しないと
固く心に誓っていた。

「有坂課長?」

バスローブがウエストまで落ちていて
胸を露にしている佐々木の甘ったるい声。

それだけで俺は堪らない気分になる。

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