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風俗課に配属されました

第124章 俺も一ヶ月前を振り返る③~現在

『龍聖……キスして……』

若菜も……そして俺も
一糸纏わぬ姿で見つめ合う。

これで最後……だと念を押すべきか。

正直なところ……判断が揺らぐ。

若菜と終わらせていいものか否か。

好きで好きで堪らず
プロポーズまでして
親御さんにまで会わせてもらって……

これで本当に終わってしまうのか。

裸で立ちすくむ若菜の肩に
添えるように両手を乗せる。

若菜は目を閉じる。

引き返すなら今しかない。

今しかないけど……

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