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風俗課に配属されました

第124章 俺も一ヶ月前を振り返る③~現在

引力のように……
当たり前で必然的の如く
若菜と俺の唇が重なる。

『龍聖……ごめん……』

それなのに若菜は
俺の胸元に両手を添えると
突き飛ばすような仕草をした。

『謝るのは俺の方』

若菜の腰に手を回すと
自分へと引き寄せた。

『気付いていたのに黙ってたの』
『友香のこと?』

未だに身体を離そうとする若菜を
更に強い力で引き寄せる。

『そう……龍聖が風俗課に異動になって
間もない頃から』
『それは有り得ない。有るわけがない』

当然のことだが当時は友香を
女として意識したことなど無い。

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