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風俗課に配属されました

第124章 俺も一ヶ月前を振り返る③~現在

『龍聖と友香さんって……斗真社長と
理佳さんみたいだなって思ってた』
『そこまでは無いけど、友香とは
同じ空気持ってるなくらいは思ってたよ』

斗真社長と理佳さんの例えは極端にしても
似たようなことを若菜も
感じ取っていたとは。

『いつかこうなるって予期してた。
さっき斗真社長が来た時にアイコンタクトを
していた二人を目の当たりにして確信した』
『それで俺と友香に意地悪したくなった』

言葉は無くとも俺の胸の中で頷く。

『若菜……ずっと苦しかったね』

間接的にとはいえ
俺が若菜を辛い目に遭わせてしまったことに
変わりはない。

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