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風俗課に配属されました

第15章 瀬戸奏多 風俗課を利用する事情①

「ずっとこうしてたいなぁ」
「俺も」

心まで繋がっているようで
ほんわかした気分になる。

「あと15分しかないけど」
「現実に引き戻すな」

今だけは若菜と恋人気分を味わいたい。

出来るものなら……

「若菜……あのさ……」
「ん?」
「いや……今日はホントありがとう」

告白寸止め。

若菜はこれが仕事だもんな。

別の形で知り合いたかった。

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