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風俗課に配属されました

第21章 橋本賢吾 風俗課を利用する事情①

カノジョにもそう言ったが
かえってそれが逆鱗に触れてしまったようで
余計に怒らせてしまった。

『無意識にやってるんなら重症だわ。
そんな賢吾と一緒に居るの耐えられない』

俺の優しさがカノジョにとっては
優しくはなかったということ。

俺が間違っていたのか
正解なんてあるのかと模索したが
答えは見つからないまま。

少なくとも俺の目の前で
今にも泣き出してしまいそうな
佐々木のことは放ってはおけない。

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