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風俗課に配属されました

第21章 橋本賢吾 風俗課を利用する事情①

風俗課の利用は月に二度ほど。

言うならばこれだって
カノジョに言わなかったことが
俺の優しさである。

佐々木に当たったのは今回が初めて。

同期という甘えで
気兼ねなく寝てしまおうと思った。

佐々木に何があったのか知らないが
必死に涙を堪えているというのに
男の俺はクヨクヨ泣いていた。

「大丈夫か?」

ベッドの縁に座る佐々木を
背後からそっと抱き締めた。

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