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風俗課に配属されました

第7章 それでも好きなんです

恥を忍んで部屋に戻る。

そういうことなら斗真社長も
最初から言ってくれればよかったのに。

あんな形で部屋を飛び出さずに済んだのに。

私の独りよがりにならずに済んだのに。

「おかえり」

その余裕な笑顔が憎たらしい。

「ただの雰囲気作りだったんですね」

私に与えられた嬉しい言葉も……

抱き締めてくれたことも……

キスも……

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