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風俗課に配属されました

第7章 それでも好きなんです

「始めようか」

斗真社長は私の問いには答えず
スーツやワイシャツを淡々と脱ぎ
ボクサーパンツ一枚の姿で
仰向けでベッドに寝転んだ。

そこに優しさの欠片など微塵も無く
男女が営むだけの図式が頭に浮かんだ。

「……」

声を発せず身体が震え
斗真社長を睨み付けるように
立ち尽くす。

「仕事をしろ」

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