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☆時計じかけのアンブレラ☆

第1章 秘密 <伝えたいこと>

「いいの、いいの。病み上がりなんだから座ってて」

「…ごめんね」
食後の後片付けまでやってもらっちゃってる。


そのあと、2人で他愛もない話をしていた。


「あ、じゃあ俺そろそろ帰るね」

「あ、…うん」

急に何とも言えない寂しさに襲われた。

「ゆっくり休んでね」

「…うん」

潤くんが上着を羽織って、鞄を持って、玄関に向かう。

その瞬間、俺は潤くんの上着の裾を掴んでいた。

「ニノ?」

「ごめん…。もう少しだけ傍にいて…」

「…」

「…俺、潤くんのことが…好き…」

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