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☆時計じかけのアンブレラ☆

第6章 WONDER-LOVE

side N

その日、俺は甘い香りで目が覚めた。

隣を見ると潤くんの姿がない。

めずらしく先に起きていた(笑)。

「おはよう」

「あ、かず、おはよ」

俺は顔を洗ってキッチンにいる潤くんに尋ねた。

「潤くん、何この甘いニオイ?」

「ん、昨日イチゴいっぱい貰ったじゃん?
だからジャム作ったの。トーストに塗ろうと思って」

「…ふぅん…」


……いいコト、思いついちゃった。

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