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☆時計じかけのアンブレラ☆

第7章 Magical Song〜春風スニーカー〜

「あ、かず、またその服着てるの(笑)?」

「だって楽なんだもん」

「たまには新しい服買いに行こうよ」

「えー?」

「デートしたいなぁ」

「でも2人で買い物してたら大騒ぎになるし…」

「俺らも普通にデートしたい!」

珍しく潤くんが駄々を捏ねた。

「いや、ムリでしょ」

「かずは俺とデートしたくないの?」

「そうじゃなくて。現実的に考えてムリってこと」

俺の言葉に寂しそうな顔をした潤くん。

だって。そりゃ俺だって普通のカップルみたいにデートしたい気持ちはあるよ。

でもムリだもん。

大騒ぎになることは目に見えている。

翔さんのお忍び旅行みたいに番組の企画ならまだしも、プライベートで行ったら、万が一のときに助けてくれるスタッフもいない。

そんなときだった。

そいつが現れたのは……。

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