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僕は君を連れてゆく

第13章 流される


頭がボッーとする。
とにかく、気持ちがよくて…

こりゃ、癖になる…って、そうじゃない。

「待って…俺、準備するから…」

そう言いながらキョロキョロ辺りを見回している。

「なに?」

何を探しているんだ?

「なんか、滑りがよくなるもの…ジェルなんてないもんね?」

そんなん、いるの…

「ボディークリームでもいい?」

カラーボックスの上に整髪料とかと一緒に並べている、クリーム類。

「うん。いいね。翔ちゃんの匂いってこの匂いなのかな。いい匂いする。」

そうやって、笑って指にクリームを纏わせて後ろに持っていった。

何するんだ?

「なに…してんの?」

「ンフ。準備だよっ…あっ…」

準備?

「おし…り、ほぐさないと…」

えっ?
おしりって…

「さっ…き、ビデオでもぉ…あっ…たでしょ…」

あった…
女優さんが、おしりをぐじゅぐじゅってされてた…

智くんが…え?いま?自分でシテんの?

「ね…見たい…」

「え?」

俺は起き上がって智くんのおしり側に回った。

「四つん這いになって…おしり、見たい…」

「ま…まってよ…あ…」

伏せの体勢にして、ズボンを無理矢理、全部
おろした。

俺は、興奮していた。

智くんのおしり…

「ね…指入れていい?」

「や…ダメだよ…あ…」

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