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15年間片想いしてみた

第2章 -友達-

俺は環境委員会、みたいな名前の活動をしていた。なにかしらの委員会に入らなくちゃいけないと言われたので、余っていたからなった、それだけだ。
主な仕事といっても花の水やりや動物の飼育ぐらいなので、特にしんどいこともない。
その日は初の委員会ごとの集会だった。

席につこうとして驚く。俺の席の斜め後ろにまりがいた。
「あ、こ、こんにちは」
「う、うん、こんにちは」
そんなぎこちない挨拶を交わす。

「おうおうゆうが女の子と仲良く話してるなんてめっずらしー!!!」
ジャイアンを彷彿とさせるその声に俺は頭が痛くなる。というか、まんまジャイアンである。このため今後Jとする

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