テキストサイズ

15年間片想いしてみた

第2章 -友達-

当時の俺はいじめられていた。そこまでひどくはないのかもしれない。【少し過剰にいじられていた】そんな表現でもいいのかも、とは思うが、そんなもの受けている本人からすればどれも一緒だ。

「おい、あんまり調子に乗ってるんじゃねーぞ」
「、、え?」
「ろくに運動もできなくて友達もいないお前が、須藤さんと話していいわけねーだろ!!」
「そ、そんなこと」
「ほんとムカつくなぁ、1回ぐらいならいいか」
取り巻きどもが制止しようとしている。あぁ、おそらく殴られるんだなぁ。先生、早く来ないかなぁ。

我ながら情けない。

その時だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ