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15年間片想いしてみた

第2章 -友達-

「な、名前、、、」
「ん?」
「名前、なんていうの??」
この時、かなりの勇気を振り絞ったのを覚えている。
「まり、、、須藤麻里。」

とても可愛らしい声だった。
それに、彼女は声が小さかった。そこに自分と似た雰囲気を感じた俺は、ただひたすらに嬉しかった。

りょうのほうを見ると、やっぱりニヤニヤしている。
(ねえ、見てないで助けて!)
困り顔でりょうに目配せする。

りょうが会話に加わるとなんだかいい感じに会話が進み、歯車が噛み合ったようだった。

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