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きっと あなたと・・・

第160章 ー腕の中ー


諦めるから・・って申し訳なさそうに笑う柊さんに、

胸が痛くなって、気付いたら涙が流れてた。


柊さんはいつも変わらず優しくて・・・いつも気遣ってくれるのに・・・

私はいつも自分の気持ちばっかりで、都合よく壁を作ってた。


いつも寂しい時や誰かに甘えたい時に柊さんはなぜか会いにきてくれて・・・・

でも・・素直に甘えられなくて・・・


他の4人とは少し違った。


一緒にいると、落ち着くけど緊張もして・・・



「でも・・・一緒にはいられないって言ったくせに・・・・
私・・柊さんが・・帰るのが嫌で・・・」



素直に言葉にすると、


好きだから・・・素直になるのが怖かったんだって気付いた。

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