テキストサイズ

仲村慶彦の憂鬱な日々

第1章 朝

夢を見ていた…

とても不思議な夢だった…

あんな経験は現実にはない…

だって……ドーテーだもんね~、ギャハハハハハハ~!

(しかし、何だって肝心な所で目が覚めるんだろうか)

あー、寝る前にAV観たからかな~。

「ヨシヒコー!いつまで寝てるの!遅刻するわよっ!」

今大きな声を出したのは、オレの母親だ。名前は美枝(みえ) もうすぐ40になる。

で、オレは仲村 慶彦(なかむら よしひこ)都内の高校に通うどこにでもいるバカだ。

年齢は16才、現在高校2年生、成績は下から数えた方が早く、運動も下から数えた方が早く、顔も下から数えた方が早い。
だから彼女がいまだにいない。
っていうか、まだドーテーで未開封なポコチンだ。

今日は月曜日、勿論学校に行く日だ。
ゆうべは遅くまでAVを観て、あやうくテクノブレイクしかけた。
お気に入りの優月 マリアちゃんの学園モノのヤツだ。

…めんどくせーけど、仕度しよう。
ノアッ?なんと!あれだけ自家発電したのにまだmy sonが気をつけの状態だ!

このまま部屋を出たら母ちゃんや妹にバレてしまう!

どうしよう?
!っ そうだっ!納めればいいわけだ。てなワケで登校前にモーニング自家発電をしようっ!

オレあったまいーじゃん!
では、早速。…フムフム、なんと!ぬぉ~っ!ここだ!
【ガチャ】 …「お兄ちゃん!何してんの?」

ウワァァァァ!(同時に発射)

ヤバい!妹で発射してしまった…

「お兄ちゃんさぁ、それ朝にヤル事なワケ?普通、朝からやんないでしょ、マジウケるんだけどww」

妹にはとっくにバレていたのかっ!この仲村慶彦、不覚!

「ママが早くご飯食べなさいだってさ~」

(朝からマジ、シャレになんねえ…)
妹の名は亜美(あみ)中学3年生。アニキのオレと違い、成績はまぁまぁ、運動は水泳部に所属し、得意なのは背泳ぎで、そこそこの成績を上げてる(あんまり聞いてないからよくわからん)
そして何より顔はかなり可愛い!…いや、オレはアニキだから妹をおかずにしようなんてこれっぽっちもないっ!
(一度だけあるかも…)
しかし最近のJCは男のあんな場面見ても何ともないのか!
全くけしからん!

…まさか亜美のヤツ、母ちゃんにバラしてないだろな?

オレは帰りたくなった…いや、ここは家だが、母ちゃんの中に還りたくなる程、無性にハズい!


ストーリーメニュー

TOPTOPへ