仲村慶彦の憂鬱な日々
第16章 オヤジが帰って来た…
この数日間、どういうワケだか、災難が降りかかる。
この前は朝のモーニングズリーセンを妹に見つかり、一万というオレにとっては莫大な金を口止め料としてブン取られた。
そしてガッコーでは、ポチョムキンや片チンよりも小さいポークビッツという事が判明後。
放課後はカラオケで、恋ダンスを恋するフォーチュンクッキーだと勘違いして赤っ恥をかく。ついでにクラスメイトの名前をいまだに覚えてない!
おまけに忌々しい中学時代の恥ずかしいあだ名(イク夫)を2年ぶりに言われてしまった。
ウチに帰ればマリアちゃんのDVDの隠し場所を母ちゃんに見つかり、更に妹には裏切られ…
決めた!お祓いしよう!
オレには何かの悪霊が取り憑いてるに違いない!
近所に確か神社があるはず。
あそこでお祓いしてこよう!
うん、そうしよう!
バイトの帰りに神社に寄り賽銭箱に100円玉を入れて祈った。
(悪霊よ、直ちに出ていけ!そしてオレに幸あれ!)
…よし、これで大丈夫!
そしてウチに着いた。
「ただい…え?」
なんと!見慣れない革靴が!
…オヤジ?オヤジ帰ってきてるのか!
よし、小遣い貰おう!
いや、待てよ。…えーっと確か何かオヤジになんかあったような…
やべっ!マリアちゃんのDVDの件だ!
あっ!!後、キャバクラの件もある!
なんだよ、全然厄払いになってねぇじゃん(泣)
あぁ帰りてぇ。いや、還りてぇ母ちゃんの腹ん中に。
また怒られるのか…
そーっとウチの中に入った。
「慶彦か?早く来なさい!」
オヤジだーっ!
「ただいま」イヤだなぁ。
「慶彦、バイトの帰りか?」
「うん」
「バイトも社会勉強の1つだ。父さんはそれに反対しない」
「うん」
「だが、お前は学生なんだ。学生の本業は勉強なんだぞ、解ってるのか?」
「うん」
「今日はもういいから早くご飯食べなさい」
「わかった…」
その日は何もなく1日が終わった。
この前は朝のモーニングズリーセンを妹に見つかり、一万というオレにとっては莫大な金を口止め料としてブン取られた。
そしてガッコーでは、ポチョムキンや片チンよりも小さいポークビッツという事が判明後。
放課後はカラオケで、恋ダンスを恋するフォーチュンクッキーだと勘違いして赤っ恥をかく。ついでにクラスメイトの名前をいまだに覚えてない!
おまけに忌々しい中学時代の恥ずかしいあだ名(イク夫)を2年ぶりに言われてしまった。
ウチに帰ればマリアちゃんのDVDの隠し場所を母ちゃんに見つかり、更に妹には裏切られ…
決めた!お祓いしよう!
オレには何かの悪霊が取り憑いてるに違いない!
近所に確か神社があるはず。
あそこでお祓いしてこよう!
うん、そうしよう!
バイトの帰りに神社に寄り賽銭箱に100円玉を入れて祈った。
(悪霊よ、直ちに出ていけ!そしてオレに幸あれ!)
…よし、これで大丈夫!
そしてウチに着いた。
「ただい…え?」
なんと!見慣れない革靴が!
…オヤジ?オヤジ帰ってきてるのか!
よし、小遣い貰おう!
いや、待てよ。…えーっと確か何かオヤジになんかあったような…
やべっ!マリアちゃんのDVDの件だ!
あっ!!後、キャバクラの件もある!
なんだよ、全然厄払いになってねぇじゃん(泣)
あぁ帰りてぇ。いや、還りてぇ母ちゃんの腹ん中に。
また怒られるのか…
そーっとウチの中に入った。
「慶彦か?早く来なさい!」
オヤジだーっ!
「ただいま」イヤだなぁ。
「慶彦、バイトの帰りか?」
「うん」
「バイトも社会勉強の1つだ。父さんはそれに反対しない」
「うん」
「だが、お前は学生なんだ。学生の本業は勉強なんだぞ、解ってるのか?」
「うん」
「今日はもういいから早くご飯食べなさい」
「わかった…」
その日は何もなく1日が終わった。