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メイファと会う事になったぞ！

…オレ、会って話出来るのか？

女の前に行くと【コミュ障】になるという不治の病を持つからな。

何話せばいいんだろ？

勢いで週末に会う予定をしちゃったが。

どうしよ、何話そう？
まさか貧乳の話は出来ないしな。

おれは流行のトレンドとかいうのを調べまくったが全く解らん。

ん～困った。

しかしメイファと会う日は刻々と近づいてきた。

何かスゲー、プレッシャーだ。
何だこの気の重さは？

デートってもうちょっとワクワクするもんなんじゃないのか？

オレは会社に来ても上の空で、食欲もあまりない。

何か胃が痛い…

何でこんなにシンドイんだ？

はぁ…でもこの機を逃したらこの先デートなんてチャンスはないからな。

よし！これも試練だと思おう！

メイファとはそれからもメールのやり取りをし、待ち合わせの場所も決めた。




ーーーーーそして当日。


…一睡もしてねぇ！
デートってこんなに身体に良くないもんなのか？

マズイ、ヒジョーにマズイ。

会う前から既に疲れてる…

上手く話せるかなオレ…

本来なら喜ぶべきなのに、何故か気が思い。

バックレてぇ～っ！

いや、いっそドタキャンもやむ無しか。
いやいや、それはマズイ。
ドタキャンしたらメイファともうメールは出来ないだろ。

…あぁ～もう、どうにでもなれだ！

意を決してオレは家を出た。

心臓がバクンバクンと早く脈打つ。

メイファってどんな顔してんのかな？

そうだ、いい方向に考えりゃいいんだ、プラス思考でいこう。


そして約束の場所に着いた。

確か駅前の噴水広場だよな。

オレは噴水の周辺をキョロキョロした。

どこだメイファは？

あの女か？いや、ありゃどう見てもJKだ。

んじゃあのラフな格好した女か？
って、ありゃ子連れじゃねぇか！

誰がメイファなんだ？

「ヨッちゃん？」

ん～？

「奈央！」

振り返ると、幼馴染みの奈央がいた。