いとしいとしというこころ
第7章 はじめてのチュー
アルバイトは決まって駅近くのコンビニで働くようになった。
夜遅くまでのシフトは組まないようにしてもらってるし、もし残業を頼まれたら申し訳ないけど翔にいに迎えに来てもらうことになってる。
冬場がなぁ。
時間的に遅くなくてもどっぷり日が暮れるのが早いから困る。
俺ももう高校生になったんだし大丈夫!って言って、自分でなんとかしたい。
きっとあっという間に高校の3年間も終わる。
この先いつまでも翔にいたちに甘えて、守ってもらう訳にはいかない。
今日もまだ慣れない仕事にドッと疲れたけどサッサと家に帰ろう。
そうだ。
週末は久しぶりに潤にいや雅にいをウチに呼んでご飯食べるって言ってたんだった。
忘れてたそれを思い出してウキウキ気分で家までの道を歩いた。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える