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いろいろ嵐 〜短・中編小説~

第2章 風邪 ~二宮×相葉〜

(相葉)

バイトの休憩中、和から電話がきた

超ツンデレで可愛い俺の彼氏はどんなに大事な要件でもメールで伝えてくるから画面に『和也』って表示されてるだけで心臓飛び出るくらい嬉しかった

浮かれた気持ちで電話に出た

雅「もしもし和?電話してくるなんて初めてじゃない?どした?」


和の返事がない
少し荒い息が聞こえる


ちょっと…いや、かなり嫌な予感がした

雅「和?大丈夫?具合悪い?帰りそっち寄ろうか?」

聞いても返事がない
返事のかわりにブツ……ツー…ツー…と無機質な機械音が鳴っている

……やばい
和はこんなこといたずらでやるような子じゃない
それは俺が誰よりも知ってる事だから本当に危険な状態のはずだ

それに一人暮らしだから誰も助けてくれる人なんていなくって…
人に頼ろうとしない和が頼ろうとしてるってことは…

俺は後先考えず行動に出ていた
バタバタとうるさい俺を心配して見に来た店長

雅「すみません店長!あの、俺の大切な人が今倒れて危険な状態なのでこのあと休んでもいいですか!?必ず穴埋めしますので!!」

店「なんてこった、それは大変だ!急いで行ってやりなさい!」

雅「ありがとうございます店長!失礼します!」

店長がいい人で本当によかった


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