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いろいろ嵐 〜短・中編小説~

第1章 ポッキーゲーム 大野×櫻井

(櫻井)

今同窓会メンバーで飲んでるわけだが、俺の向かいの席には当時めちゃくちゃ好きだった子がいる

可愛いし誰にでも優しくて周りの女子もその子のことが好きになっちゃうくらいだった
1日に3回は必ず告白を受けているという噂が流れるほど彼女は男女問わずモっテモテだった

彼女の誕生日を知らない人なんていなくてみーんなプレゼントを渡していた
ホワイトデーもお菓子やら花やら文房具、とんでもない量もらっていた

俺はというと、恥ずかしくって誕生日プレゼントも何もあげなかった
俺なんかと話しちゃいけない気がしたから…

彼女は嫌な顔せず笑顔で「ありがと♪」って全部もらっていた
だからみんなからモテるんだろうし俺も好きになったんだよな…


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