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いろいろ嵐 〜短・中編小説~

第1章 ポッキーゲーム 大野×櫻井

その子が今目の前にいる

あれから数年経って久々に会ったが可愛い顔は変わっていないのに綺麗になっていた

可愛いのに綺麗…
こりゃ反則ですわ…(笑)

俺が先に席についていて、あとから彼女が俺の目の前に座った
彼女の隣に座ろうと野郎どもの醜い争いがあったのは言うまでもない



今集まって2、3時間経ちみんなでどんちゃん騒ぎしている
彼女とも少し話せて、名前も覚えてくれてたからすごい嬉しかった


忘れていたが俺の隣には当時よく寝て怒られていた男がいる


大野智


そいつは授業にはちゃんと出てるけどふと見るといつも寝ていた
だから寝てるイメージしかない

でも今はあまり呂律が回ってないが楽しそうに昔の仲間と喋っている
こんな饒舌なところ見るの初めてかもしれない…

そう思ってずっと観察してたらいきなり「櫻井さん!」と呼ばれた
びっくりして声のした方を見ると彼女が「酔ってますか櫻井さん(笑)あっちの方で王様ゲームするらしいですけど行きませんか?」って誘ってきた

もちろん彼女の誘いだから行こうと思ったよ?
でもその子以外と何かするってのは嫌だったし、その子と当たる可能性が0に等しいことぐらいわかってた







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