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いろいろ嵐 〜短・中編小説~

第4章 幼児化 〜all〜

(大野)

今日はみんな会社が休みということで、昨日久々に俺の家で5人で呑んでいた

そう、呑んでたんだ…


今、俺の目の前にはブランケットにくるまって寝てる松潤と、固まって仲良さそうに寝てる3人の幼児がいる


松潤はわかる
この幼児達はどういうことだ

確かに昨日は夜遅くまで呑んでた
だから今頭痛いし気持ち悪いし寝ぼけてるのかなと思って何度も目を擦ったが、目の前の景色は一切変わらない


幼児に気を惹かれて気付かなかったが翔ちゃんとまーくん、ニノがいない

勝手に3人で帰るということは絶対にない
帰るなら全て片付けして帰るし、松潤も連れて帰るし、置き手紙だって残していく

今俺の部屋はグッチャグチャだし、松潤もいる
3人の荷物だってあるから帰ったということはまず考えられない

俺の家に来る前に誰かが迷子になっていたこの3人を連れて帰ってきてしまったのだろうか
それを俺がただ忘れてるだけかもしれない

とりあえず松潤を起こす

智「松潤、松潤…ねぇ松潤ったら……」

潤「…………ん……」

松潤は寝起きが最悪だ
名前を呼んで起きるはずがなく生返事が返ってくる

ソファで寝ていた俺は足元にいる松潤の体を揺らす




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