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いろいろ嵐 〜短・中編小説~

第6章 遭遇 〜相葉×松本〜

〜松本〜

今俺は雅紀と山の中を歩いている

登山は同級生の友達に勧められて始めたのがきっかけで見事にハマった

登りきったときの達成感はすごいもので、これは山を登ったことがある人でないとわからないだろう


とにかくすごいんだ…


それを共感し合いたくて今雅紀と2人で登っている


ちなみに、雅紀は俺の恋人

このご時世珍しくもないだろう、同性同士なんて

でももし生活に支障が出てはお互い大変になるから公開はしていない

雅紀はホント優しいやつでさ…

普通急に「登山しよう」なんて言われたら「は?」とか言うだろ?

なのに雅紀は嫌な顔ひとつせず「いいね!行こう!」って

即答すぎだから、ほかの子にもこんな感じでなんでもOK!って言ってるんじゃないかってふと思っちゃったんだよね…


ホント俺って重いしめんどくさい…

こんな自分が嫌い


ちらっと隣を歩いている雅紀を見れば、目をキラキラさせながら「自然ってすげぇ…」なんて言いながら歩いている









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