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この気持ち止められない キミのこと好きだから

第3章 焦った俺

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美海「新入生合宿の班決めをしたいと思います。班に寄っては男子が5人のところにもなると思いますが、よろしくお願いします。右の箱が女子で左の箱が男子です。くじ引きのほうがいいなぁと思ったので。」

順番に引いていった。

一班・男子〔伊井尾、岡田、沢、中嶋〕女子〔上村、黒木、鈴木、原〕
二班・男子〔岡、田山、松坂、福田〕女子〔上井、滝沢、中沢、広瀬〕
三班・男子〔岡元、佐藤、志木、中田、西田〕女子〔黒沢、近藤、田辺、辻浦〕
四班・男子〔平、馬場、松田、諸田、横田〕女子〔田子、中山、福沢、三崎〕

涼介「貴大、大丈夫か(笑)?」
貴大「大丈夫に決まってるだろう!!」
涼介「岡田、嬉しそうだなぁ。」
先生「明日は朝早いから遅れないように気を付けてくれ。委員は早めに来る事。時間的にまだ暗いので、気を付けろよ。」
貴大と美海「「はい!!」」

委員会の帰り道・・・心配だ!!
貴大「明日、朝迎えに行くから!」
美海「そんなぁ悪いよぉ!遠回りになっちゃうよ!!今だって、そうなのに・・・。」
貴大「俺が送りたいから送ってるんだよ。朝だって迎えに行きたいから・・・俺・・・まだ望みある?」
美海「えっ?」
貴大「だからぁ~俺は、上村が好きなんだ!!」
美海「だ、だって・・・。」
貴大「あの時、上村に告白された時、俺・・・友達の中の一人としてしか思ってなかったんだけど、今は上村の事が好きだ。」
美海「待って・・・友達の中の一人しか思ってないって言われたから私・・・。」
貴大「上村の事が気になって仕方ないんだ。」
美海「私の中で決着させたのに今更、遅いよ!!」
貴大が無理矢理、美海を抱き締めた。
美海「イヤ!!」
貴大「そんな簡単に気持ちにケリを付けたり出来るわけないだろ?」
美海「出来るの!!」
貴大の肩を掴んで、美海から引き剥がした。
美海「伊井尾くん・・・。」
慧「貴大、しつこい!!」
貴大「なんだよ!!」
慧「今更、都合のいい事言ってんじゃねぇよ!!」
貴大「へぇー(笑)オマエ上村の事が好きなんだぁ(笑)」
慧「な、なんだよ。急に?」
貴大「慧でも焦った顔するんだな(笑)わかったわかった。」
貴大は肩をすくめて帰って行った。

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