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幸せだった日々

第4章 進展しないふたり

3人でカラオケに出かけて以来、前よりも悠翔さんとメールすることが増えた。いろいろな話ができるから、メールが来るのがとっても楽しみだった。

バレンタインデーが数日後に近づいた時、悠翔さん、颯斗さんの3人で映画を観に行く約束をした。
その日はバレンタイン当日ではないけど、いつも遊んでくれるふたりにお礼も兼ねてバレンタインチョコを作ることにした。

何を作ろうか悩みに悩んだ結果…
『フォンダンショコラ』に決定。
フォンダンショコラは一度も作ったことなくて初挑戦…。。。失敗したらどうしよう…という不安しかなかった…(泣)

映画の約束をした前日、レシピ本とにらめっこしながら間違えないように一生懸命作った。作業時間はかなりかかっちゃったけど、なんとか失敗せずにお菓子を作り終えることができた。ホッとした…。

当日は、颯斗さんが私の家まで迎えに来てくれて、そのあと、悠翔さんの家まで迎えに行った。
映画が始まるまで時間があったから、先にお昼ごはんを食べた。チョコレートをいつ渡そうかなって、ソワソワしちゃってた…。

映画を観終わって駐車場に行き、車に乗った時、渡すなら今しかないっ!!!と思い、勇気を振り絞ってふたりチョコを渡した。
最初はふたりともびっくりしてたけど、
「ありがとう!まさかチョコをもらえるとは思ってなかったから本当に嬉しいよ。帰ったらさっそく食べるね」

その日は悠翔さんの体調があまり良くなくて、早めの解散になった。数日して、ふたりからメールが来て、
「チョコすっごくおいしかった。本当にありがとう!」
という文字が書いてあり、とっても嬉しかった。


2月の終わり頃、知り合いからイルミネーションがとってもキレイな場所があると教えてもらい、行きたくてうずうずした。友達を誘って行こうかな…。
それとも…。。。

どんな返事が来るかわからないけど、意を決して悠翔さんにメールを送った。
『仕事お疲れさまです。友達からとてもキレイなイルミネーションが見られる場所があると聞きました。もしよかったら、私とふたりで行きませんか???』

出かける時はいつも3人だったから、ふたりは嫌がられるかな…って不安だった。

数時間後、悠翔さんからメールの返事が来た。
「今、仕事終わったよ。イルミネーション、キレイに見える場所があるんだね。うん、ふたりで行こう」

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