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欲望ベイベー

第15章 好きすぎて。




A side



M「カズの唇って、エロいんだよなー。
薄く見えるのに柔らかくて。」



以前、酔った勢いでにのと松潤がイチャイチャしていた場面が蘇る。



M「傷付いて泣いたあとに甘えてくるカズを見たいんだっけ?」



・・・何だろう。
笑顔の松潤が怖い。



M「このままじゃ、その可愛いカズを堪能するのは翔くんになるよ?」



A「え?!」



ずいっとスマホ画面を俺に向けた松潤。
そこには翔くんからのメッセージが・・・



“ 今ニノん家。もう泣いて手に負えねー!!
布団にくるまって拗ねてるよ。
1人になりたくないって言って帰してもらえねーんだけど。
雅紀なにやってんだ?”



M「ベッドルームにいるみたいだね。
拗ねてるんだって・・・
翔くんに甘えだすのも時間の問題かなぁ。」



A「・・・・・。」



M「翔くん、カズに逆らえないからな・・・心配だよ。
カズってどうやって甘えるんだろうね?」



にのは人肌が好きだ。
絶対翔ちゃんに抱き付いて可愛い涙目で・・・
まさか、キスねだったりしないよな?
酒もそんな飲んでないし・・・



あ、でも家で飲み直すかも。
にの、翔ちゃんの事良い体だって褒めてたし、ベタベタ触ったりしないだろうな。



翔ちゃんもにのに激甘だから、抱っこしてとかキスしてとか言われたらしちゃうかも・・・
なんせにのは超エロい。



そのうち深いキスになってにののシャツの裾に翔ちゃんの手が滑り込んで、それからにのも翔ちゃんのモノを・・・



A「ノォーーーーーっ!!
翔ちゃん絶対ダメーーーーーっ!!!」



気が付いたら上着も着ずに家を飛び出していて。



そういう方が相葉ちゃんらしいよ、と松潤が笑ってた事なんて全く気付かなかった。





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