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カラス

第1章 大いなる力と責任


暗黒の空にチラつく火花。
辺り一面業火の炎に包まれた中、水滴が落ちる。

水滴のもとは鋒(きっさき)に落ちる汗。
男は剣を両手で強く握りしめ、構えていた。

足元が悪く至る所、地割れと唸りを発している。

男の目の前は太陽のようで、眩しく今にも灰になりそうな熱さであった。

男はよろめきながらも、最後の力で太陽に向かって行った……。

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