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カラス

第2章 退屈


光る朝日が窓から差し込むベット。
布団に包まったまま、熟睡する由平。

純子「由平!いつまで寝てんの!!」
毎朝同じフレーズを母から言われるも、熟睡する由平。
純子「もう8時!遅刻するよー!!」
由平「ふぁ〜〜〜」
遅刻癖の由平だが、この毎朝のフレーズによりほとんど時間内に登校できてる。

ベットから足を下ろすも動きは鈍く、寝ボケたまま老人ではすぐに転倒するふらつきで階段を下る。

由平は目をこすりながら、リビングへ。
キッチンでは朝食の準備をしている純子。

純子「17にもなって親に起こされるようじゃ、
彼女出来ないよー。」
母は息子に彼女作って欲しい様子だが、由平はそんな気はさらさらない。
由平「彼女なんかいらないよ。てか、今日学校休み
だからね。」
純子「え⁉︎そーなの⁇なんで?」
由平「今日祝日じゃん」
純子「あー海の日ね。忘れてたわ。とりあえず、
朝ご飯食べなさい。」
石川由平は高校2年生で母の純子と2人暮らしの生活を送ってた。
由平(今日は一日中休みだか、何かある訳じゃない
し、ヒマすぎる。これ食ったら、また寝よう)
突然インターホンのチャイムが鳴る。
純子「ん⁈こんな朝早くに誰かしら。」
由平はなんとなく察しはついていた。
純子が扉を開けると、そこには由平の幼なじみ西野彩音が立っていた。
純子「あら!彩音ちゃん‼︎おはよう。ゆうなら今朝
ご飯食べてるわよ。一緒に食べてく⁇」
彩音「おはようございます!ご飯食べて来たんで、
大丈夫です。ゆうをサッカーの誘いに…」
純子の後ろから由平があくびをしながら顔を出す。
由平「まだ8時過ぎだぞ。眠みーし、また今度にし
よーよ。」
彩音「何言ってんのよ!いっつも寝てんくせに!
早く支度して行くよ!」
純子「そーよ。どーせ一日寝てんだから、行って
来なさいよ。」
由平はしぶしぶながらも支度をした。
彩音と近くの公園へ行き、昼までサッカーを
し続けた。
この時も由平は思った毎日退屈すぎると。
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